入れ歯治療
入れ歯治療
今お使いの入れ歯でしっかりと物を噛めていますか?噛みづらさや見た目など気になることはありませんか?しっかりと噛むことで脳に刺激を与え、脳が活性化し、認知症のリスクを減らすことができると言われています。ほとんど歯を失ってそのままにしている人は、歯が20本ある人に比べて認知症のリスクが約2倍高いというデータもあります。そのため、歯を失ってもそのまま放置せず、かみ合わせを維持することはとても大切なのです。失った歯を補い、かみ合わせを維持する方法には入れ歯だけでなくブリッジやインプラントといった治療法もあります。お口の中の状況、お体の状態などによって選択できる治療法は1人ひとり異なります。現在入れ歯の方も入れ歯以外の治療法を選択することや異なる種類の入れ歯を作ることで、今のお悩みを解決できる可能性があります。気になる方は当院にご相談ください。
当院の入れ歯の治療では、必ずお口の型取りをして、それをもとにお口の模型を作ります。その模型にお口の中の状態をどれだけ再現できるかが、入れ歯の完成度を大きく左右するので、型取りはとても重要な工程です。そこで当院では「型取り」にこだわり、個人個人のお口の形状に合わせて、精密な型取りを行っています。
入れ歯には、総入れ歯や部分入れ歯など様々な種類があり、材質や構造も多様で、患者様一人ひとりのご希望やライフスタイルに合わせて製作することができます。入れ歯は、「食事を味わう」「噛みしめる」「喋る」「笑う」などの行動を支える体の一部となり、健やかな毎日を送るためには、お口にフィットする入れ歯を手に入れることがとても大切です。当院ではお口全体の治療計画をしっかり立てて、十分なカウンセリングを重ねて一緒に考えながら治療を進めていきます。
入れ歯にお悩みがある方も、お気軽にご相談ください
入れ歯は保険診療の範囲内で製作できるものと自費診療によるものがあります。
保険診療の入れ歯は、保険適用内で決められた素材や製作工程で製作するため、費用を安く抑えることができるというメリットがあります。一方、自費診療の入れ歯は、見た目の自然さ、お口へのフィット感などをより重視して製作するため、保険適用外の高価な素材を使用し、製作工程も保険の入れ歯より複雑な工程になります。「より安価に製作したい」というご希望であれば、保険診療での入れ歯をおすすめします。しかし、審美性や機能性をより求めるのであれば、精密に製作する自費診療の入れ歯をおすすめします。
長所
短所
長所
短所
入れ歯には大きく分けて「総入れ歯」と「部分入れ歯」の2種類があります。「総入れ歯」は多くの歯を失った場合に使用するもので、上下いずれかの顎(あご)全体を覆うタイプの入れ歯です。顎と接着する部分(床)と人工歯で構成されています。保険診療内で製作する場合、床は合成樹脂、人工歯はプラスチック素材を使用します。自費診療では、素材の選択肢が増えて、床にチタンなどの金属を使用したり、人工歯にセラミックなどを使用したりして製作することができます。「部分入れ歯」は歯の一部分を失った場合に使用します。歯が持っている本来の機能を、残った歯と部分入れ歯で回復するように設計されています。欠損部分の両隣の天然歯に、金属のバネ(留め具、クラスプ)をかけて固定します。保険診療ではバネ部分が金属製になりますが、自費診療では金属を使用せずに、自然な見た目に仕上げることもできます。
1
問診・カウンセリング
患者様一人ひとりに適した入れ歯を製作するため、ご要望や口内のお悩み、ライフスタイルなどを詳細にヒアリングさせていただき、お口の状態を検査して、治療計画を立てていきます。
2
個人トレーの製作
実際の入れ歯製作ではまず、大まかな型(個人トレー)をつくります。
3
精密な型取り
2で製作した個人トレーを用いて精密な型を取ります。この型から「咬合床」と呼ばれる土台をつくります。
4
噛み合わせの決定
咬合床を使って噛み合わせ位置を採取します。これを咬合採得といい、患者様の顎の上下の位置関係を調べて決定します。
5
仮入れ歯の製作
人工歯を排列し、ロウで仮入れ歯を製作します。入れ歯の高さの再現性、見た目やフィット感などを確認します。
6
入れ歯の完成
必要に応じて仮入れ歯を調整して、本入れ歯用の素材で製作します。完成した入れ歯を患者様のお口に合わせていきます。
7
調整
入れ歯は、ただ入れているだけのときと、食事しているときでは違った動きをします。新しい入れ歯は、歯ぐきになじんでいないので、使用していただきながら問題点を確認し、しっかり噛めるように調整していく必要があります。個人差はありますが、3~4回程度は調整が必要になります。
レジン床義歯
費用:3割負担¥〇〇(税込)/1割負担¥〇〇(税込)
※上記費用は目安であり、症例によって前後することがあります。
コバルトクロム床義歯
コバルトクロム合金で義歯床を作製するため、熱を伝えやすく、耐久性と舌感に優れています。自然に近い装着感が得られます。義歯素材の中で最も歴史と実績がある素材で、金属床の中では比較的安価ですが、金属アレルギーを起こす可能性があります。
費用:¥〇〇(税込)
チタン床義歯
チタンという金属で義歯床を作製するため、異物感が少なく温感に優れ、臭いがつきにくく、壊れにくいという特徴があります。生体親和性が高く金属アレルギーが出にくいという安全性も有しています。
費用:¥〇〇(税込)
ゴールド床義歯
貴金属にも使われているゴールドで義歯床を作製するため、長期間使用しても変色が少なく、溶け出すこともほとんどありません。非常に耐久性があり、金属アレルギーが少ないという特徴もあります。費用が比較的高価になります。
費用:¥〇〇(税込)
マグネットデンチャー
義歯と残っている歯の両方に磁石を取り付けて装着するもので、磁力によりガタつきのない密着した入れ歯になります。自然な見た目で安定性に優れており、また残存歯を利用するため、装着時の違和感が少ないです。
費用:¥〇〇(税込)
ノンクラスプデンチャー
一般的な部分入れ歯は、歯に金属のバネ(留め金)をかけて固定しますが、ノンクラスプデンチャーはそのバネがない入れ歯です。歯ぐきに近い半透明の素材で、バネがないため見た目が自然です。樹脂製で軽く弾力性があり、破折に強く、装着時の違和感も少ないです。
費用:¥〇〇(税込)
※上記費用は目安であり、症例によって前後することがあります。
入れ歯を長持ちさせる為には日頃のお手入れで清潔に保つのはもちろん、歯医者での定期的なメンテナンスを受けることが大切です。入れ歯のケアを怠ると口臭の原因だけでなく、残っている歯や歯ぐきに悪影響を及ぼします。また、合ってない入れ歯を使い続けると、残っている歯の寿命が短くなることもあります。入れ歯を快適に使い続ける為に、残っている歯を守る為に、定期的に歯医者によるチェックを受けましょう。
保険の入れ歯であれば一般的には1〜2年での修理や取り換えが目安とされています。入れ歯が緩くなってきたり、噛み合わせがすり減って平らになってきた時はご相談ください。
定期的な検診を行い、入れ歯と入れ歯の金具がかかっている歯をお手入れすることが大切です。入れ歯を装着すると、お口の中は汚れが付きやすくなります。食後は入れ歯を外してしっかり洗浄し、御自身の歯もブラッシングを行い、清潔なお口の中を維持しましょう。
患者様のお口の状態によって変化するため、一概には言えません。ただ、良い入れ歯を製作する場合には、一つひとつのステップを確実に行っていくことが重要です。一度ご来院いただければ、口腔内の情報からおおよその治療期間をお伝えできます。まずはご相談ください。